1分足スキャルピングとは、数秒の間に取引を行って、小さな利益をコツコツ積み重ねていく手法です。1日の中で何度も取引を行うため、利益をスピーディーに増やせる特徴があります。
しかし、初心者が1分足スキャルピングをやろうと思うと、上手くいかなかったり、損失を抱えたりするリスクもあるので注意が必要です。
そこでこの記事では、1分足スキャルピングの説明をした上で、メリットやデメリット、おすすめできる人の特徴を解説していきます!スキャルピングに強いおすすめのFX会社も紹介するので、是非参考にしてください!
スキャルピングとは
そもそもスキャルピングとは、数秒~数分単位でポジションを決済し、小さな利益を積み上げていく手法のことです。
スキャルピングをする場合に使われるのが「1分足」で、1分間の始値、終値、高値、安値の4本値を、ローソク足で確認できます。
「小さな利益なら全然儲からないのでは」と思う方もいるかもしれませんが、スキャルピングは超高速な取引を何回も繰り返すことから、他のトレード手法よりもスピーディーに利益を積み重ねられます。
さらに、1回あたりの利益が少ない分、損失も小さくなるため、ローリスクで着実に利益を増やせる手法と言えます。
1分足スキャルピング手法のメリット【1分足は最強?】
1分足スキャルピングのメリットは以下の通りです。
- 低リスクで稼げる
- 短時間で利益が出る
- 取引チャンスを掴みやすい
それぞれ確認していきましょう。
低リスクで稼げる
1つ目は「低リスクで稼げる」です。
他のトレード手法では、スキャルピングよりもポジション保有時間が長い分、価格の急騰・急落によって大きな損失を抱える可能性があります。
しかし、すぐに利確を行うスキャルピングであれば、為替変動の影響を受けにくく、損失リスクを最小限に抑えて利益を生み出せます。
実際、「利確直後に相場が急落した」というスキャルピングトレーダーも多く、確実に利益を積み重ねていきたい方にぴったりの手法です。
短時間で利益が出る
2つ目は「短時間で利益が出る」です。
1分足スキャルピングでは、利確幅を小さく設定し、1日の中で何度も利確を行います。そのため、短期間で利益が得られることが特徴です。
デイトレードやスイングトレードだと、1日~数か月に一度しかポジションを決済しないため、取引のモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
しかし、1分足スキャルピングなら頻繁に取引する分、達成感を何度も味わうことができます!取引回数が多くなるほど、トレードスキルも向上するので、一石二鳥ですよ!
取引チャンスを掴みやすい
3つ目は「取引チャンスを掴みやすい」です。
スキャルピングは、少し相場が変動しただけでもチャートが大きく動きます。
例えば、1分足チャートは長期足に比べて表示される値幅が小さいので、同じ値動きをしてもチャートが急激に変動したように見えます。
大きくチャートが変動した結果、トレンドラインやテクニカル指標の変化にすぐに気づきやすくなり、取引チャンスを掴めるでしょう。
1分足スキャルピング手法のデメリット
続いて、1分足スキャルピングのデメリットを確認していきましょう。
- 瞬時の判断力が求められる
- サイン通りにチャートが動かないことがある
- 利幅が小さい
それぞれ解説していきます。
瞬時の判断力が求められる
1つ目は「瞬時の判断力が求められる」です。
1分足スキャルピングは、少しでも決済タイミングがずれると、利益が減ったり、損失を抱えたりします。
そのため、1分足スキャルピングをする際はチャートを1日中監視して、相場分析を行いつつ、一瞬で売買タイミングを見極めなければいけません。
瞬時に判断・取引をするには、相場の分析方法を理解しておくことはもちろん、デモトレードなどを活用して、スムーズに取引ツールを使いこなせる状態にしておくことが重要です。
サイン通りにチャートが動かないことがある
2つ目は「サイン通りにチャートが動かないことがある」です。
アンケート調査は、母数が大きいほど信ぴょうが高まるのと同じ仕組みで、1分足よりも長期足の方が相場を予測するのに役立ちます。
つまり、1分足スキャルピングは、短時間で分析する分、テクニカル指標のサイン通りにチャートが動かないこともあります。
そのため、1分足スキャルピングをする際は、テクニカル指標のサインを信じすぎず、あくまで参考程度にしておきましょう。
利幅が小さい
3つ目は「利幅が小さい」です。
1分足は、分足チャートの中で一番利幅が小さく設定されています。
その分、1回あたりの損失リスクを最小限に抑えられる一方で、効率良く稼ぎたい方は物足りなく感じるかもしれません。
もちろん、為替が急激に変動した時はスキャルピングでも大きく稼げますが、基本的には小さな利益をコツコツ重ねていく手法だということを覚えておきましょう。
1分足スキャルピング手法がおすすめな人【1分足だけで勝てる人】
1分足スキャルピングがおすすめな人は、以下の通りです。
- 1回の取引結果に一喜一憂しない人
- FX取引の時間をまとめて確保できない人
それぞれ確認していきましょう。
1回の取引結果に一喜一憂しない人
1つ目は「1回の取引結果に一喜一憂しない人」です。
1分足スキャルピングは取引回数が多いので、毎回の損益で一喜一憂していると、体力もメンタルも回復しません。
スキャルピングはトータルで利益を出せばOKだと割り切って、次の取引に移るようにしてください。
FX取引の時間をまとめて確保できない人
2つ目は「FX取引の時間をまとめて確保できない人」です。
1分足スキャルピングは数秒~数分で取引が完了するので、普段は仕事や家事で忙しく、FX取引する時間がない方にぴったりです。
基本的にスキャルピングは1日の中で何度も超短時間取引をする方法ですが、「1日○回取引しなきゃいけない」といったルールは存在しないので、スキマ時間に挑戦してみてはいかがでしょうか。
1分足スキャルピング手法をおすすめできない人【FX1分足で負ける人】
1分足スキャルピングをおすすめできない人は、以下の通りです。
- 気持ちの切り替えができない人
- 損切りをためらってしまう人
それぞれ確認していきましょう。
気持ちの切り替えができない人
1つ目は「気持ちの切り替えができない人」です。
スキャルピングに限った話ではありませんが、FXで損する人の大半は感情任せの取引をしています。
特に、スキャルピングは売買のタイミングがわずかにズレただけでも損してしまう可能性が高いので、冷静かつ慎重に取引する必要があります。
気持ちの切り替えができないと、狙ったタイミングで売買するのが難しくなるため、1分足スキャルピングの際は感情に流されないことを意識しましょう。
損切りをためらってしまう人
2つ目は「損切りをためらってしまう人」です。
1分足スキャルピングでは、損切りをためらっているうちにチャートが変動してしまいます。
そのため、「もう少しで回復するかもしれない」と損切りできない方は、スキャルピングで稼ぐのが難しいでしょう。
また、瞬時に変わるチャートを見て取引チャンスを見極める自信のない方や、取引ツールをスムーズに扱えない方もおすすめできません。
1分足スキャルピング手法で稼ぐコツ3選【最強の1分足スキャルピング】
続いて、1分足スキャルピングに挑戦しようと思っている方向けに、稼ぐコツを紹介します。
- 低スプレッドなFX口座や通貨ペアで取引する
- 取引ルールを作って守る
- 取引する時間帯を決めておく
それぞれ見ていきましょう。
低スプレッドなFX口座や通貨ペアで取引する
1つ目は「低スプレッドなFX口座や通貨ペアで取引する」です。
1分足スキャルピングは何度も取引する分、スプレッドがかさみやすくなります。また、1回あたりの利益が少ないので、スプレッドが高いと手元に残る利益が非常に少なくなります。
そのため、スキャルピングをする際は低スプレッドなFX口座や通貨ペアを選ぶのが鉄則です。
スプレッドの狭い通貨ペアとしては、「米ドル円」「ユーロ円」「ユーロドル」などがあります。取引コストを抑えて取引できるFX口座は後ほど紹介するので、是非参考にしてくださいね!
取引ルールを作って守る
2つ目は「取引ルールを作って守る」です。
1分足スキャルピングは、わずかに判断を誤ったり、取引タイミングがズレたりするだけでも、損してしまう可能性があります。
そのため、自分の中で取引ルールを作っておいて、忠実に守って取引することをおすすめします。
特に、スキャルピングをこれから始める方は、以下の項目に関するルールを決めておきましょう。
- 通貨ペア
- 取引量
- エントリーと決済のタイミング
- 利確・損切の幅
取引する時間帯を決めておく
3つ目は「取引する時間帯を決めておく」です。
FXの相場は時間帯によって変化するので、スキャルピングで効率良く稼ぐためには、ボラティリティの大きい時間帯を狙う必要があります。
基本的に、日本時間の午後4時~午後6時と午後9時~午前1時は、それぞれロンドン市場とNY市場のメイン時間なので、ボラティリティが大きくなります。
毎日同じ時間帯に取引することで、相場も予測しやすくなりますよ。
1分足スキャルピング手法のインジケーター
続いて、1分足スキャルピングをする際のテクニカル分析で使うインジケーターを紹介していきます。
- トレンド系
- オシレーター系
それぞれ確認していきましょう。
トレンド系
トレンド系の代表例は、「移動平均線」と「ボリンジャーバンド」です。
移動平均線
移動平均線は、相場が上昇傾向なのか、下降傾向なのかを読み取れるインジケーターです。
移動平均線が上向きなら上昇傾向で買い、下向きなら下降傾向で売りのチャンスだと判断できます。
初心者でも直感的に分かるので、まずは移動平均線を使って1分足スキャルピングをしてみると良いでしょう。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、相場の勢いの変化や反転の目安、方向を見るインジケーターです。
レートが±2σのバンドの範囲内にある確率が約95%に設定されていて、センターバンドや±2σの近くで反転しやすいと言われています。ちなみに、+2σ付近は売りエントリー、-2σ付近は買いエントリーのサインです。
オシレーター系
オシレーター系の代表例は、「MACD」と「RSI」です。
MACD
MACDは、移動平均線の発展版で、売買シグナルにおいて精度を高くしたインジケーターです。
MACDがシグナルを上回った時は買いエントリー、下回った時は売りエントリーのサインになります。
RSI
RSIは、買われすぎか、売られすぎかを判断するためのインジケーターです。
具体的にいくら値上がり、値下がりしたかはRSIでは判断できませんが、一般的に70~80%以上で買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断されます。
買われ過ぎの時は売りエントリー、売られ過ぎの時は買いエントリーを出せばOKなので、初心者でも売買タイミングを掴みやすいことが特徴です。
1分足スキャルピング手法におすすめのFX会社
スキャルピングを行う際には、取引コストが安い&約定力が高いFX会社を選ぶようにしましょう。
ここでは、スキャルピング向きのFX会社を3つ紹介します。
GMOクリック証券
米ドル円 | 0.2銭 |
ユーロ円 | 0.4銭 |
ポンド円 | 0.9銭 |
キャッシュバック | 最大100万円(2024年10月現在) |
- 米ドル円のスプレッドが0.2銭と業界最狭水準
- スマホでもPCでも使いやすい取引ツール
- 1クリックで注文できてスキャルピング向き
GMOクリック証券は、業界最狭水準のスプレッドを提供&各種取引手数料が無料なので、取引コストを気にせずに1分足スキャルピングができます。
取引ツールが使いやすいとスキャルピングトレーダーからも評判で、特にスピード注文機能はスキャルピングをする上で重宝するでしょう。
総合的なバランスが圧倒的に優れていて、初心者~上級者までスキャルピングで儲けやすい環境が整えられているので、是非口座開設してみてくださいね。
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GMO外貨
米ドル円 | 0.2銭 |
ユーロ円 | 0.4銭 |
ポンド円 | 0.9銭 |
キャッシュバック | 最大100万円(2024年10月現在) |
- マイナー通貨の取り扱いが豊富
- レバレッジ上限を自由に設定できる
- 取引コストはスプレッドのみ
GMO外貨は、米ドル円やユーロ円の他にも、スイスフランや人民元などのマイナー通貨を取引できます。全体的にスプレッドが狭いので、マイナー通貨でスキャルピングをしたい方にもぴったりです!
また、レバレッジ上限を自由に設定できるので、1分足スキャルピングで効率良く利益を増やすことも、損失リスクを最小限に抑えることも可能です。
そんなGMO外貨の取引ツールはシンプル&直感的に操作できるため、迷うことなく取引チャンスを掴みたい方は是非GMO外貨でスキャルピングを始めてみてください!
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みんなのFX
米ドル円 | 0.2銭 |
ユーロ円 | 0.4銭 |
ポンド円 | 0.9銭 |
キャッシュバック | 最大100万円(2024年10月現在) |
- 新興国通貨のスプレッドも狭い
- シストレを利用できる
- 通貨ペアが豊富
みんなのFXの通貨ペア数は34種類と多く、自分の取引したい通貨ペアを見つけやすくなっています。
また、新興国通貨のスプレッドも狭いので、どの通貨ペアを選ぶかに関わらず、1分足スキャルピングの取引コストを抑えられます。
みんなのFXの自動売買ツール「みんなのシストレ」を使えば、感情に流されることなく1分足スキャルピングができるので、是非使ってみてくださいね!
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1分足スキャルピング手法の注意点
続いて、1分足スキャルピングをする際の注意点を紹介します。
- 勘でエントリーするのは危険
- 資金管理を徹底する
- ドル円1分足から挑戦する
それぞれ確認していきましょう。
勘でエントリーするのは危険
1つ目は「勘でエントリーするのは危険」です。
1分足スキャルピングは瞬時の判断が求められるので、「なんとなく」という理由でエントリーしてしまう方もいるでしょう。
しかし、根拠のないエントリーをすると、ギャンブルと同様に損失リスクが大きくなります。
初心者でもトレンドラインやテクニカル分析を理解すれば、毎回根拠を持って取引できるので、相場分析は必ず行うようにしてください。
資金管理を徹底する
2つ目は「資金管理を徹底する」です。
1分足スキャルピングは、一回あたりの損失額が小さいものの、それが積み重なると大きな損失になります。
何度も取引を行う分、資金管理が面倒になる方もいるかもしれませんが、1日あたりの許容損失額だけは設定しておくようにしましょう。そうすることで、「気づいたら損失が膨らんでいた」という事態を防げます。
また、損失分を取り返そうと、焦ってエントリーするのはおすすめできません。さらに損失額を増やしてしまうことがほとんどなので、その日の取引は終了し、次の日以降に落ち着いて取引するようにしてください。
ドル円1分足から挑戦する
3つ目は「ドル円1分足から挑戦する」です。
1分足スキャルピングに慣れている方や、マイナー通貨でなければいけない理由がある方以外は、相場が安定しているドル円などの主要通貨を選ぶようにしましょう。
マイナー通貨は流動性が低い分、相場が急変する可能性が高く、スプレッドも広がりやすい傾向にあります。1分足スキャルピングは利確幅が狭いので、スプレッドを抑えなければ、スプレッド負けをしてしまいます。
1分足スキャルピングに慣れるまでは、米ドル円やユーロ円などのメジャー通貨で取引してください。
1分足スキャルピングが難しい時は5分足スキャルピングがおすすめ
「1分足スキャルピングに挑戦してみたけれど、スピードが早すぎて難しかった」「チャートの変動に判断が追いつかない」という方もいるでしょう。
そのような方でも、「5分足スキャルピング」であれば、スキャルピングで稼げる可能性があります。
5分足スキャルピングは1分足スキャルピングよりも時間的な余裕があり、冷静に売買判断を下せます。また、相場分析に時間をかけられる分、根拠を持って取引できるでしょう。
また、取引回数も減るので、支払う取引コストも少なくなります。まずは1分足スキャルピングから始めて、会わなかった場合は5分足スキャルピングに移行するのもおすすめですよ!
1分足スキャルピング手法に関するよくある質問
1分足スキャルピング手法【まとめ】
1分足スキャルピングのメリットやデメリット、おすすめできる人について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
1分足スキャルピングは、損失リスクを最小限に抑えながら着実に利益を積み重ねられる手法です。しかし、何度も取引する分、スプレッドがなるべく狭いFX会社や通貨ペアを選ぶことが重要になります。
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